現役で活躍する視覚障害教師の実践紹介 第一弾
角田フローラ華子先生

○プロフィール
視覚支援学校高等部勤務、保健体育(座学)担当。
点字使用。中途失明の全盲(光覚弁)
30代になり急激に視力が低下。半年間の療養期間を経て、職場復帰。

○授業の工夫
ボランティアを活用して教科書や資料の音声データを作成。iPad教科書の内容と照らし合わせながら点字教科書を読む。そののち、まとめプリントを作成し、授業で使用している。
模型などの立体物を用意し、視覚情報と触覚情報を合わせて示すことで生徒と情
報を共有する。

○サポート
弱視もしくは視覚障がいの無い教員が必要に応じて授業に一緒に入り、視覚情報を補う。
 復帰当初は業務に必要なプリントの作成もままならなかったのでパソコンの操作
含め同僚が適宜助けてくれた。
 音声ソフトの入ったパソコンや点字ピンディスプレイが府から貸与されている。

○やりがい
 授業で担当できないことも部活動では任せてもらえる。特に家庭科部では火を使うこともあるのでサブの教員にその場に一緒にいてもらうことがあるが、基本的に全て自分で完結できるように活動を設定できる。見えにくさがあってもプランをきっちりと立てることで完結できる作業があることを生徒や視覚に障がいの無い教員に知ってもらえることがうれしい。

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