以上、私の受けている支援や配慮、そして自身の工夫などを具体的に述べてきたつもりだ。私の体験が、社会で働き続ける視覚障害者の参考になれば幸いである。
 一番大切なことは、やはりコミュニケーションだ。周りにしっかりと自分の状況を伝え、理解してもらえるように務める。そして、必要なときは助けを求めることだ。できないことはどう逆立ちしてもできない。素早い取捨選択の判断が時には求められる。チームとして課題を解決できればよいのであって、一人でやり遂げなくてもよいことも多い。
 私も視覚障害者としては、まだよちよち歩きの状態であり、試行錯誤の途中にある。今後、より一層の工夫を周囲を巻き込んで考えていけるか、数年後に新しい発見を報告できるよう日々好奇心満載で生きている。

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