最高裁で「授業外しは違法・不当」と決定しても尚授業担当から外される状況が続き、仕事上のやりがいはないのかもしれません。しかしながら、私が専門とする環境教育は「持続可能な社会を担う人作り」、また2030年を達成目標とする
SDGsでは「誰1人取り残さない」を基本理念に17の目標のうち4番目に「全ての人に質の良い教育を」と掲げています。「障害の有無に関わらず、ともに学び合う自然体験を基とする環境教育の在り方」をテーマに研究を続けています。子どもたちにとって、学校は社会そのものです。多様な存在が助け合い支え合うことで豊かな社会となることを実感してもらうために、いつか必ず教壇復帰を果たそうと、学内では復帰した際により良い教育を行うための研究に専念しています。
 学外では親子や市民を対象に自然体験・環境教育のボランティア活動を続けていま
す。そこで出会う子どもや参加された方の内面的な行動・態度の変化に手応えを感じることがあります。「見てわかった気になっているだけ」の危うさ、実体験に基づく本質的理解の大切さに気づくのに、私の視覚障害は役立っています。
 視覚障害は人生のミッションを果たすために与えられたものととらえ、これからも焦らず慌てず諦めずありのままに…踏ん張り頑張り続けます。ありがとうござ
います!

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