網膜色素変性症と診断されて20年以上が経つ。2021年現在、右目は視力0.0(手動弁)、左目は0.7(矯正視力)で視野2度となり、障害手帳2級の重度視覚障害者として生きている。残された僅かな中心視野を頼りにまだ墨字は読めるものの、移動には不安がつきまとい白杖は手放せない。
 そんな私は宇部工業高等専門学校(宇部高専)の教員であり、教育と研究はもちろん、学校運営に関わる仕事も任せてもらっている。
 視覚障害者の私にはできないこともある。しかし、周囲からのきめ細かい支援と自身の工夫で、私は働き続けることができている。
 ここでは、私が受けている支援や配慮、そして工夫について紹介したい。

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