支援と厳密に区別することは難しいが、配慮もしてもらっている。例えば、学生寮の宿直だ。
 大学と違い高専教員には、学生寮の宿直の仕事がある。これも主に夜間の仕事になるので、私は免除してもらっている。
 何気ない心遣いにもほっこりすることがたくさんある。図書館で本を探していると、司書の方が声をかけてくれる。
「本を探すのを手伝いましょうか?」
私はこの言葉に甘えて、いつも手伝いをお願いしている。
 気を使ってくれるのは大人だけではない。学生も私を支えてくれる。とくに気が利く女子学生はよく動いてくれる。
 私が教室に入ると講義資料を配り、パソコンとプロジェクターの接続を確認し、スクリーンを用意してくれる。おかげで私はスムーズに講義に入ることができる。
 仕事をしていれば、付き合いもある。同僚教員はそんなときも、ごく自然に私に肩を貸して、手引きをしてくれる。だから、私は安心して仲間と楽しいひとときを味わえる。

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