視覚支援学校高等部で国語科を担当しています。普通科の1年から3年までの現代文、古典、保健理療科の国語、時々中学3年の点字使用の国語も単独で担当しています。
 図書主任として、小学1年生からの発達段階に合わせた点字読み物や拡大写本のニーズに応えながら、ボランティアさんたちと連携しています。
 現在は普通か2年生の担任です。
  生まれつき先天性緑内障の弱視で、黒板の字は見えませんでしたが、地域の学校で大学まで学び、特別な配慮なしで大学入試や教員採用試験を突破しました。
 3人目の出産後に完全に失明。休職して国立塩原視力障害センター(現在閉所)で生活訓練を受け、点字の読み書き、音声パソコン操作、白杖歩行を身につけ、県立高校から視覚支援学校へ転勤・復帰しました。
 弁論指導や点字つき拡大文字付き百人一首のかるたの指導などにもいそしみ、校内の文化祭や学校紹介動画、東北地区・全国盲学校弁論大会ではアナウンスを担当しています。
 読書バリアフリー法に魂を込めるため、働く視覚障がい教員のための実効性ある具体的な合理的配慮をまずは盲学校現場から、そして福島県の障がい者施策へと、子育てが一段落した今、当事者活動にも取り組んでいます。

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